幽体(ゆうたい)とは、意識が五感の情報を主観的な経験として整理し把握するための仮想的な感覚の身体のことである。
五感の情報は幽体にマッピングされることによって、主観的な経験として整理され、魂に記憶される。幽体は魂に経験を記録するために、肉体の経験をトレースする。
五感を通して外界を知覚するとき、単にそれを情報として把握するだけでなく、手の感覚は手の位置に、足の感覚は足の位置に感じる。五感の情報は肉体と同じ姿形をした内なるキャンバスの上に配置される。この情報の総体が幽体である。
幽体は物質としても霊質としても実体はない。霊感のある人には幽体の姿形が見えることがあるが、それ自体はバーチャルリアリティのアバターのようなものであり、単なる映像に過ぎない。
幽体は通常は肉体と同じ姿形をしている。意識が自分の姿形と認識するのは幽体である。通常覚醒時は肉体と幽体は一致している。眠って夢を見ている時は、夢の中の身体が幽体である。
幽体の姿形は、人格にとっての自己認識の姿形である。多重人格の場合は、人格ごとに幽体の姿形は異なる。多重人格とは魂、霊体、肉体は同一であり、幽体だけが異なる現象として観察される。